抄録
ホログラフィックメモリ用記録媒体としてフォトリフラクティブ結晶であるSBN単結晶を用いた基礎特性を測定し、結晶への記録条件の算出を行った。さらにバイオメトリックな個人識別法として我々が研究を進めている光並列相関器を用いた顔画像認識システムのデータベース用顔画像の多重記録を行った。その結果20チャンネル6多重の合計120枚の顔画像の記録に成功し、再生画像を用いた光アナログ相関演算による評価実験でデータベース用メモリとしての有効性を確かめた。また、アナログ画像記録用メモリとしてSBN単結晶は有望であることも分かった。