映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
セッションID: IPU2001-77
会議情報
容量帰還型CMOS-APSのリセットノイズ抑圧効果
吉田 武一心福永 康弘高柳 功中村 淳一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
CMOSセンサは、低消費電力・多機能性などの優れた特徴を持っており、CCDに代わる撮像デバイスとしてさまざまな分野での応用が期待されている。CMOSセンサの画質および感度を向上させるためには、おもに固定パターンノイズやリセットノイズといった特有のノイズや、プロセスに起因する暗電流を低減することが課題になる。本稿では、容量帰還によりリセットノイズを抑圧するCMOS-APSを提案する。この容量帰還型CMOS-APSの各画素は、フォトダイオード、4つのMOSトランジスタ、フィードバック容量およびバッファ容量で構成され、標準CMOSプロセスで作製可能である。また、試作した画素のリセットノイズは、従来構造の画素と比較して0.39倍に低減された。
著者関連情報
© 2001 一般社団法人 映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top