抄録
MPEG符号化されたオーディオビデオデータから, 符号化データ上の特性を利用して要約情報を自動抽出する方法について検討した.先にオーディオ及びビデオの特性を併用して効率的な要約情報の抽出が可能になることを示したが, 要約情報の判定に用いる閾値処理は, ビデオの動きなどの特徴が既知であることを前提としていた.本研究は, ビデオの特徴が未知の場合でも, その特徴に応じて閾値処理を適応的に変化させて要約情報を抽出する.また, 要約情報の判定に用いるパラメータとしてコンテンツ記述の標準化MPEG-7で規定されている記述子を利用するため, より柔軟かつMPEG-7との親和性の高い方式を実現することが可能となった.