映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
セッションID: IPU2002-10
会議情報
近赤外分光イメージング手法の基礎と応用 : メロン糖度分布の可視化事例
蔦 瑞樹杉山 純一相良 泰行
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
青肉メロン果肉の糖度が676nmの吸光度と逆相関にあることを見いだした。また、冷却CCDカメラに同波長のバンドパスフィルターを取り付けた撮像装置でメロン果肉の断面を撮影し、画素毎に近赤外分光法に基づいて糖度推定を行い、その結果をカラーマッピングして糖度分布を可視化した。次に、より普遍的な可視化手法を開発するため、透過波長可変の液晶チューナブルフィルターを導入してハイパースペクトルカメラを構築し、背肉・赤肉メロン果肉の連続スペクトル画像を取得して糖の吸収帯と特定した。さらに、糖の吸収帯における2次微分吸光度を用いて検量線を作成し、これを果肉断面の各画素に適用して青肉・赤肉メロン断面の糖度分布を可視化した。
著者関連情報
© 2002 一般社団法人 映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top