映像情報メディア学会技術報告
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アフィン変換と相関によるKanade-Lucas特徴点追跡法の精度の改善(視聴覚技術および一般)
沈 後輔竹内 義則向井 利春大西 昇
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p. 67-72

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抄録

カナデールカス特徴点追跡法は、特徴点対応付けの優れた手法の一つである。しかし、画像の動きが大きいときには、特徴点の対応付けに失敗する場合が多い。それで、本手法は、カナデールカス手法で求めた不完全な対応付けの精度を上げる方法を提案する。まず、一番目の画像中の対応付けする特徴点を指定し、カナデールカス手法を使い、対応付けを行なう。次に、相関により誤対応点を除去する。高精度を保っている残りの対応点を使い、アフィン変換を行なう。 アフィン変換によって一番目の全ての特徴点を二番目の画像上に変換する。最後に、二番目の画像上に変換された特徴点の周囲を相関により探索し、相関の一番高い点を対応点とする。実画像実験によって本手法の有効性を確かめた。

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© 2002 一般社団法人 映像情報メディア学会
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