映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: IPU2002-99/IDY2002-1
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単偏光板式反射型DTN-LCDの省電力化に及ぼす液晶材料パラメータの影響(映像入出力および一般)
柚木 信治井添 崇半戸 寛之坂本 康正福田 一郎
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抄録
筆者らは先に2層のTNセルを1/4波長板、または位相差板で補償した単偏光板式反射型DTN-LCDを提案し、これらの方式で高画質を保ちながらTFT駆動のオン電圧を約2.0Vまで低下できることを報告した。本報告ではこれらの方式の更なる低消費電力化を目指し、液晶の材料パラメータと電気光学特性の関係を調べた。その結果、弾性定数比K_<33>/K_<11>および誘電率比Δ ε/ε_⊥上の値が現状より大きい液晶材料が開発されれば高画質を保ちながらTFT駆動のオン電圧を1.0Vまで低下できること、したがって現状のオン電圧3.0VのTFT駆動に比べ、パネルの消費電力を約1/9に低減できることがわかった。
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© 2002 一般社団法人 映像情報メディア学会
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