抄録
第3世代とよばれる量子効率の高いGaAsPの結晶光電面を使った近接型イメージ・インテンシファイヤ(Image Intensifier)を用い、VTR一体型の超高感度ハイビジョンカラーカメラを開発した。カメラの小型化と高性能化を実現するために、I.I.としては1インチ型を用いながら、撮影レンズとCCDには2/3インチ型を用いることを可能にする拡大および縮小の光学系を内蔵させた。このカムコーダでは、0.37 lx、F1.8、S/N56dBの高い感度が得られた。通常のハイビジョンCCDカラーカメラの200倍の感度が得られ、天体などの低照度撮影に適することがわかった。