抄録
画面より離れた場所から指さしにより画面内の映像オブジェクトを指定するためのポインティングデバイスを開発するため,画像処理を利用した指さしポインターの試作を行った.指さしポインターの表示すべきカーソルの位置を決めるために,画面内のクーゲツトを指さしによりポインティングしてもらう実験を行った.その結果,眉間を基準にしてポインティングしていることがわかった.また,指さしポインターの試作器の性能を把握するため,評価実験を行った.その結果,マーカーを使用したシステムに比べた性能を把握するとともに,目標となる性能を把握することができた.