抄録
今後のトラック密度向上のためにはトラックエッジでの分解能を向上させノイズを低減させることが重要である.トラックエッジに存在するイレーズバンドは隣接トラックからのクロストークノイズを抑制する効果があると考えられてきたが,その一方,イレーズバンドの磁化状態はランダムでありトラックエッジノイズの原因となっている可能性も指摘されている.本研究においては,まず,正確なイレーズバンド幅とトラックエッジノイズの測定を試みることから始めた.両者の位置関係はほぼ一致し,イレーズバンドはトラックエッジでのノイズ源であり,高トラック密度化を妨げている可能性があることが判明した.加えてトラック密度を決定する747曲線について,イレーズバンドノイズの影響を解析的に調べたところ,曲線上の極大値を取る部分,いわゆるコックピットの有無がイレーズバンドノイズの大小に依存していることが明らかとなった.