抄録
サーマルディケイを伴う垂直磁気記録再生系におけるPRML(partial response maximum likelihood)方式に適した記録符号の構成について述べている.熱安定性の異なる2つの媒体に対して,RLL(run-length-limited)符号として新たに構成した64/65(0,12/14)符号及び128/129(0,16/18)符号と従来の128/130(0,16/8)符号を用いた場合のPR1ML方式における記録系列のラン長と誤り発生頻度の関係を求めている.また,これらの3つの符号を用いて経過時間とシンボル誤り率の関係を求め比較検討している.その結果,熱安定性の良い媒体では128/129(0,16/18)符号が最良の特性を示し,熱安定性の悪い媒体では,経過時間の長い場合で64/65(0,12/14)符号が最良の特性を示すことが明らかとなった.