抄録
磁気テープにディジタル記録された画像信号を面内磁化ガーネット膜に転写して読み出すシステムの開発が進められている.しかし,サブミクロンの波長で記録された磁気テープ上の信号を転写できるガーネット膜の磁気諸量をいかにすべきかは明確でない.そこで,磁気テープの信号がガーネット膜に転写される機構を,エネルギー的な観点からモデル化し,短い記録波長領域での転写に適したガーネット膜の磁気諸量を探った.この結果,ガーネット膜の厚さは0.5μm前後,飽和磁化は200〜400Gが,またファラデー係数は5×10^4deg./cm以上が望ましい,などが分かった.