抄録
ホログラムメモリの記録再生系では、光学系の波面収差の影響によって再生信号が著しく劣化する場合がある。特にメディア、あるいはドライブの互換性を考慮した場合、その影響はさらに拡大することが予想される。本稿では、ホログラム記録再生系の光学的波面収差が再生信号に与える影響を検討した。特に媒体上の光強度分布の平滑化を目的として採用されているランダム位相付与の光学系における波面収差の影響を検討した。検討に当たっては、シミュレーションと実験結果との対応を図り、波面展開法を用いて収差を与えた再生像を求めている。これらの検討によって、波面収差のRMS値とSNRの関係について明らかにすることができた。