映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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ISSN-L : 1342-6893
セッションID: HI2009-94
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短焦点プロジェクタを用いた多人数共有型立体表示装置の試作と検討(人工現実感、及び一般)
菊川 哲也北村 喜文三枝 知史大野 翼櫻井 智史山口 徳郎岸野 文郎國田 豊磯貝 愛木全 英明大谷 佳光
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抄録

我々は,単一の固定されたディスプレイで,利用者のインタラクティブな視点移動による運動視差を与えることができ,3人以上の利用者全てに対して,フリッカとひずみがない適切な立体画像を表示できる多人数共有型立体表示装置IllusionHoleを提案し,検討を進めている.この考えに基づいて,2台の短焦点プロジェクタと円偏光板を用いたパッシブな立体視により,4側面にプロジェクタボックスなどの邪魔な張出しがないIllusiohHoleを試作した.これにより,利用者はディスプレイの全ての辺を等価に利用して立体画像を観察することができる.本稿では,この装置の設計について検討した結果について報告する.

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© 2009 一般社団法人 映像情報メディア学会
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