映像情報メディア学会技術報告
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セッションID: MMS2009-81
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磁化転移に与えるクロストラック方向溝付きSULの効果(信号処理および一般)
札野 欽也中村 慶久山川 清志村岡 裕明
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抄録
垂直磁気記録のさらなる高密度化のためには,記録ヘッド磁界,媒体ノイズ,熱減磁の諸課題について,各々の性能を損なうことなく,解決する必要がある.そのために,ヘッドや記録媒体およびHDDシステム全体に関する要素技術の研究開発が必要であるが,さらに実験で得られた記録磁化機構を理論的に理解し,また結果をヘッド・媒体系の設計にフィードバックするためのものとして,シミュレーションは有効な手段である.筆者らは,ヘッド・媒体間の静磁気相互作用を考慮したセルフコンシステント計算を三次元有限要素法に取り入れた磁気記録シミュレータ(SMART)を開発し,ノイズや磁化転移の揺らぎなどの微視的現象を捉えながら,定量的に精度の高い記録過程の解析を行うことを目指している.本報告では,急峻な磁化転移に必要とされる大きな磁界勾配を得るために,SUL(soft magnetic underlayer)の表面にクロストラック方向に伸びる非磁性の溝を持つ媒体を導入し,記録特性の解析を行った.記録ヘッドには,強く急峻な磁界を発生するシールドプレーナ型ヘッドを用いている.解析の結果,溝付きSULを取り入れることで,ヘッド磁界勾配が急峻になることや,反転磁化領域の広がりが抑えられていることなどが判り,高密度記録を達成できる可能性を確認した.
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© 2009 一般社団法人 映像情報メディア学会
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