抄録
航空通信システム基地局用アレイアンテナの素子アンテナとして,長方形導体板上の超低姿勢逆Lアンテナにおいて導体板を平行導線で置き換えたアンテナを提案し,数値解析している. 1030MHz帯, 1090MHz帯の両周波数で利用出来るように、アンテナの形状を設計した.長さ138mm(中心周波数1060MHzで0.49波長)の3本の平行導線を間隔35nm(0.124波長)で配置し,中央の導線上に高さ9mmの不平衡給電逆Lアンテナを置くとき,リターンロス特性10dB以上となる周波数帯域幅6.13%,指向性利得3.99dBiを得た.3本の平行導線は,逆Lアンテナの基部でお互いに接続している.数値解析には,モーメント法に基づく電磁界シミュレータWIPL-Dを用いている.