映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
セッションID: AIT2010-34/HI2010-34
会議情報
アクティブグリッドを用いたサッカー映像における3次元パス可能領域の推定に関する一考察(ITS画像処理,映像メディア,視覚および一般)
高橋 翔長谷山 美紀
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本稿では,アクティブグリッドを用いてサッカー映像からパスが可能な3次元領域を推定する手法を提案する.これまで,我々はサッカーフィールド上に推定されるボールの位置や選手位置を用い,パス可能領域をサッカーフィールド上に2次元の領域として推定した.しかしながら,パスコースは3次元空間上に存在するため,より高精度にパス可能領域を推定するためには3次元の領域として推定する必要がある.そこで,提案手法では,選手とボールの位置を用いて選手が移動可能な3次元空間を定式化し,3次元のボリュームデータを生成することで,領域抽出手法であるアクティブグリッドの適用を可能とする.これにより,アクティブグリッドを用いた3次元のパス可能領域推定が実現される.

著者関連情報
© 2010 一般社団法人 映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top