近距離広範囲に存在する障害物の位置を測定するシステムを考えている.特に,送信機と複数の受信機とをネットワーク化したレーダネットワークでの実現を考えている.従来,受信機を直線上に配置してきた.そして筆者らが提案してきた位置推定アルゴリズムが3次元空間下に存在する障害物の位置推定に与える影響について述べていく.本報告では,直線上に配置した場合の位置推定アルゴリズムの位置推定特性を3次元位置推定の観点から解析的に導く.またこの解析結果を元に,その他の受信機配置を検討し,計算機シミュレーションを通して評価した.