抄録
銅板表札は,釘やハンマーを用いて銅板を変形し作成する彫金工芸品である.銅板へ打つ釘の太さや密度等が異なれば,銅板表札は異なる作風の作品となる.しかし,銅板表札の作成ではやり直しがきかないため,事前に作成シミュレーションを行うことができれば便利である.そこで本研究では,計算機により作成シミュレーションを行うシステムを開発する.作成シミュレーションでは,釘の太さや密度等をパラメータにより変更することで様々な作成工程をシミュレートし,作風の異なる銅板表札の画像を生成する.またユーザテストを行い,銅板表札の作成が本システムにより容易となることを確認した.