映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
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セッションID: HI2011-33/3DIT2011-2
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水晶体調節反応と輻輳運動の同時測定 : 実物体と2D映像,3D映像(視聴覚技術,ヒューマンインタフェース)
塩見 友樹堀 弘樹上本 啓太杉山 阿聖宮尾 克
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抄録
現在,立体映像技術において,よく問題視されるのは立体視による疲労や立体酔い等の悪影響である.その原因に水晶体調節反応と輻輳運動の乖離がよく挙げられるが,我々は先行研究で,乖離は確認されないと述べてきた.しかし同時に計測できず,その立証が不十分であった.今回我々は調節と輻輳を同時計測する方法を開発し,実物体を見ている際の計測により計測方法の妥当性について,2D,3D映像注視時では乖離について検討した.その結果,実物体における計測では調節,輻輳ともに焦点距離は良く実物体までの距離と一致しており,この計測方法で正確に計測できることが分かった.また2D,3D映像注視時の計測では乖離が起きていないことが分かった.
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© 2011 一般社団法人 映像情報メディア学会
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