抄録
映像メディアを使用することでノンバーバル情報を表現することが可能だが,一定水準のコンテンツを制作するために必要な知識,技能も多様であり,一般ユーザがそれらを踏まえて撮影を行うのは難しい.映像制作のプロフェッショナルは,映画の文法などの撮影技法を使用して効果的に感性情報の表現を行っている.本稿では,一般ユーザの感性情報表現能力を計測する予備実験を踏まえ,撮影中の映像やカメラの傾きなどセンサ情報をリアルタイムに用いて,事前知識のないユーザの感性情報表現を支援する撮影システムの実装とその評価実験を行った.評価実験の結果,システムはユーザに対して一定の有効な支援を行っていることが示された.