映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: IST2011-20
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高速局所的輝度補正技術の高画質化の検討(高機能イメージセンシングとその応用)
下山 荘介池辺 将之五十嵐 正樹水野 暁本久 順一
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抄録
広ダイナミックレンジ(HDR:High Dynamic Range)圧縮に有効である局所ヒストグラム平均化手法(LHE:Local Histogram Equalization)は演算量が膨大であり,画質に不自然さが残る.演算量改善のためヒストグラムの階級数削減、画素の市松模様型の取得,ラインバッファへの格納を採用した.結果として局所ヒストグラムの演算はO(1)で実行される.次に,画質改善のためガンマ補正関数の合成によるヒストグラム平均化の近似を検討した.また,階級平均値の導入による局所ヒストグラムの制御を提案し,階級数削減に起因するストライプアーティファクト・ハロー効果を抑制した.C++によるシミュレーションでは200万画素に対し0.45sの処理速度を実現した。
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© 2011 一般社団法人 映像情報メディア学会
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