抄録
白色LEDでの緑色発光源として有望なBa_3Si_6O_<12>N_2:Eu^<2+>蛍光体に対して,内部量子効率,フォトルミネッセンス(PL),熱ルミネッセンス(TL)測定により光学特性の評価を行った.TLスペクトルから複数のキャリア捕獲準位を検出し,熱活性化エネルギーを求めた.熱処理条件として大気中アニールと水素雰囲気中アニールとを比較したところ,前者ではTLサブピークをもたらす捕獲準位の密度が高く,内部量子効率も低下した.これに対して後者では,内部量子効率,PL励起スペクトル共に変化がなく,TLサブピークに対応する捕獲準位の密度も低いことがわかった.