映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: HI2012-52/3DIT2012-2
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周辺刺激の色の見えのモードによる色恒常性への効果(視聴覚技術,ヒューマンインタフェースおよび一般)
福田 一帆内川 惠二Donald I. A. MACLEOD
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抄録

照明環境によらない安定した物体表面の色の見えを実現する色恒常性メカニズムは,高輝度な周辺色の影響を強く受けることが知られている.一方,実環境の高輝度な色光には,発光物体,蛍光面,金属光沢など照明環境の情報とならないものも多く存在する.本研究では,色恒常性への効果に対する周辺刺激の色の見えのモードの影響を明らかにするため,より高輝度な周辺色による色恒常性への効果を調べた.その結果,ある輝度を超えた周辺色の色恒常性への効果は減衰した.また,このときの輝度は表面色モードから開口色モードへの移行輝度と類似した.これらの結果は,色恒常性において表面色のみを選択的に処理するアルゴリズムの存在を示唆する.

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© 2012 一般社団法人 映像情報メディア学会
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