映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
セッションID: ME2012-75/AIT2012-96
会議情報
電動車両バッテリ冷却気流音におけるサウンドデザインの可能性(感性情報処理とマルチメディア技術および一般)
塚本 謙二岡田 義雄阿部 典行佐久間 香寿美橋詰 聖仁長谷川 光司春日 正男
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

近年,自動車業界では資源枯渇や地球環境問題に対して,環境負荷を小さくする電動車両の技術開発が進められている.その電動車両は,信号待ちなどの車両停止時にアイドルストップをする特徴を持っている.アイドルストップ時は静粛性が高いため,バッテリを冷却する気流音でさえ静音化の対象となっている.そのため,本来であれば,風量を増やしてバッテリを冷却したい状態であっても,ユーザに不快な騒音とならないような風量に制限する状況が発生してしまう.そこで,我々は音でユーザに任意の感性を喚起させるサウンドデザインに注目した.本稿では,サウンドデザインを用いることによって電動車両のバッテリ冷却気流音を,快適なサウンドとしてユーザに提供することができるかを検討する.

著者関連情報
© 2012 一般社団法人 映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top