携帯機器向け三次元ジェスチャインターフェースにおける主成分分析を用いた入力動作識別(インタラクティブシステム・画像入カデバイス・方式,及び一般)

抄録

本研究では、携帯機器の文字入力を支援する三次元ジェスチャインターフェースの操作性向上のための、主成分分析による新しい動作識別手法を提案する。指のスケールの時系列データに対し、主成分分析を行うことで、情報量を圧縮し、識別に必要な情報のみを取り出す。テンキーアプリケーションを用いた実験の結果、第3主成分までが固有値1以上の値をとり、累積寄与率が99%以上の値を取った。また、判別分析による識別を行った結果、携帯電話番号の入力において94.3%、円周率の入力において94.8%の識別率を達成した。