映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: AIT2012-101
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グローバルビューデプス3Dフォーマット
谷本 正幸鈴木 一克
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抄録

ユーザが自ら視点を自由に移動させて3次元シーンを見ることができる自由視点テレビ(Free-viewpoint Television, FTV)は,無限の視点を持つ究極の3次元テレビであり,世界の映像メディアの頂点に立つ.MPEGではFTVの国際標準化を推進してきた.FTVの第1フェーズは多視点映像符号化(Multi-view Video Coding, MVC),第2フェーズは3DV (3D Video)である.2009年に成立したMVCは多視点映像を効率よく符号化するものであり,ブルーレイ3Dに採用された.現在は,3D映像を多眼式3次元ディスプレイに表示する3DV (3D Video)の標準化を行っている.3DV標準化では,圧縮方式と共に3Dフォーマットが重要な検討課題となっている.本稿では,グローバルビューデプス3Dフォーマットについて報告する.

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© 2012 一般社団法人 映像情報メディア学会
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