映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: BCT2014-9
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AMラジオ放送用電磁波の電力回収実験(学生若手発表,アンテナ・伝搬における学生若手発表および一般)
大塚 信吾中嶋 徳正角田 雅彦沼里 和樹
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抄録
エナジー・ハーベスティングとは我々の身の回りに点在するエネルギーを回収し、電気エネルギーに変換する技術である。近年、デジタル機器の低消費電力化に伴い、この技術が注目されている。福岡工業大学の近隣にはAMラジオ放送の送信所が二つあり、これらの送信アンテナから発せられる放送用電磁波を活用することで、相当の電力を得られることが期待できる。本論文では、AMラジオ放送の電磁波を直流電力に変換するためのレクテナを製作し、AMラジオの送信所から50[m]程度離れた場所で電力回収実験を行った。その結果、製作したレクテナは実験環境下において最大2.39[mW]の電力を供給することができた。そして、このレクテナは起電力71.4[V]、内部抵抗510[kΩ]の直流電圧源と等価であることが分かった。
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© 2014 一般社団法人 映像情報メディア学会
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