抄録
長方形誘電体基板上にコプレーナ線路で形成した逆Lアンテナの数値解析および試作,測定を行っている.設計周波数は2.40GHz〜2.50GHzであり,厚さ2.4mm,比誘電率2.6,誘電正接0.0022の誘電体基板を用いた.接地導体板の大きさを16mm×43mmとするとき,2.40GHz〜2.51GHzで電圧反射係数-10dB以下となり,2.45GHzで指向性利得3.44dBiを得た.試作したアンテナは2.41GHz〜2.51GHzで電圧反射係数-10dB以下を実現した.数値解析には,モーメント法に基づく電磁界シミュレータWIPL-Dを使用した.