映像情報メディア学会技術報告
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40.11 映像表現&コンピュータグラフィックス
セッションID: AIT2016-114
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屋根形状を考慮した建物の自動生成に関する研究(CG・アニメ,映像表現・芸術科学フォーラム2016)
長谷川 夏美中村 陽介三上 浩司近藤 邦雄
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抄録
住宅街のような建物群の再現3DCGモデル作成には多くの時間や労力がかかる。レーザースキャナーなどで現実世界を計測し、3DCGモデルとして再現する手法も存在するが、コストのかかる機材とそれを扱うスキルが必要となる問題がある。そこで、本研究では入手が容易な地図データと航空写真から、屋根形状を考慮した建物モデルの自動生成を目的とし、航空写真画像から屋根形状を判別するシステム「RSDTool」と、屋根形状と基盤地図情報を用いて建物を自動生成する「RMACTool」を開発した。実証実験から、RSDToolでは60.8%の屋根について正確に判別することが可能であることがわかった。また、RMACToolでは51.0%の屋根について自動で再現することが可能であることがわかった。
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© 2016 一般社団法人 映像情報メディア学会
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