主催: 一般社団法人映像情報メディア学会
NHKでは2016年に開始予定の8K試験放送,およびその先の実用放送に向けて,研究開発を進めている.これまでコンテンツ制作時には,8K映像を直接入力して監視するための波形モニタが存在しなかったため,4K解像度へのダウンコンバートや切り出し後に,4K波形モニタで映像レベルの確認をしてきた.またARIBやSMPTEで規定されている8K信号伝送インタフェースU-SDIについてもアナライザがなく,信号監視や機器開発が困難であった.これらを解決するべく,今回U-SDI信号解析機能を有する8K信号対応の波形モニタを新たに開発したので報告する.