映像情報メディア学会技術報告
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40.04 放送技術
セッションID: BCT2016-33
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高度広帯域衛星デジタル放送のための受信アンテナ・宅内配信機器の研究開発(学生・若手発表および一般)
長坂 正史
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抄録
8Kスーパーハイビジョンなどの放送サービスを提供するためのメディアとして,12GHz帯(11.7〜12.75GHz)の右旋・左旋円偏波による衛星放送が検討されている.右旋円偏波と左旋円偏波の衛星放送を同時に,1本の同軸ケーブルで宅内に配信するためには,左旋円偏波の放送波を現行の中間周波数(1032.23〜2070.25MHz)よりも高い周波数に変換する必要がある.そこで,宅内配信システムの検討に資するデータの取得を目的として,市販の宅内配信機器について,シールド特性と通過特性を評価した.また,受信アンテナとして,右旋・左旋円偏波共用のパラボラアンテナを用いれば,両偏波の放送サービスを1台で受信できるため,従来と同じスペースに設置可能であるとともに,導入コストの低減が期待できる.2015年3月のARIB標準規格STD-B63改定において,左旋円偏波用の中間周波数(2224.41〜3223.25MHz)が規定されたので,その仕様に従い,右旋・左旋円偏波共用受信アンテナを量産に適した方法で試作し評価した.測定の結果,12GHz帯の放送帯域において,開口効率74%以上,交さ偏波識別度26dB以上,コンバータ雑音指数1dB以下を得るとともに,放射パターン測定値はSTD-B63の参照パターンに適合することを確認した.
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© 2016 一般社団法人 映像情報メディア学会
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