抄録
本研究の目的は,布地ドレープを回転させている映像において,回転速度と回転持続時間が布地の質感の伝わりやすさにどのように影響するかを明らかにすることとした.そこで,本実験においては回転速度4パターン,回転持続時間4パターンの組合せとして,計16パターンの映像を布地ごとに用意した.この映像について質感評価を行ってもらった.さらに,実物を見て触って評価してもらう視触覚評価を行ってもらい,映像の評価との誤差を求めることにより,どれだけ質感が伝わりやすくなったか調べた.その結果,布地が持つ「やわらかさ・かたさ」ごとに決められた回転速度と回転持続時間の組合せを呈示することにより,布地の「やわらかさ・かたさ」が伝わりやすい可能性が示された.