抄録
現状のオンラインショッピングにおいて,単純に布地の画像を呈示するだけでは実物の質感が伝わりにくいという点が問題視されている.そこで,布地にドレープをつけることで布地の質感が伝わりやすくなるという先行研究を元に,ギャザー分量を定量的に変化させて,最適なギャザー分量を検討した.実験は,布地を視覚情報のみで評価する実験,衣服および布地を視触覚評価する実験の3種類を,販売形式や被験者群を考慮しながら実施した.また,被服に関する知識の相違に注目し,被服系被験者と工学系被験者に評価をさせ,被験者群の違いが布地の質感評価にどのような影響を及ぼすかを調査した.