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Cover1-
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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Cover2-
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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岡本 健志, 松藤 彰宏, 山本 昇志
セッションID: ME2017-1
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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近年,高齢者の増加に伴い,認知症患者数が増加してきている.認知症の中でも半数以上を占めるアルツハイマー型認知症はその進行を遅らせる薬が開発されており,早期発見が重要となっている.アルツハイマー型認知症患者の特徴である物忘れは,先程まで行っていたことを忘れる,いわゆる記憶の喪失と考えられるが,これまでこの記憶の能力を定量評価することが困難であった.そこで我々は視線検出装置とコンピュータグラフィックスを組み合わせ,視覚的な系列位置効果を定量評価する手法に取り組んでいる.系列位置効果は心理物理分野で短期的な記憶の能力を測るために用いられている手法であるが,被験者の生活習慣や経験に依存する問題が指摘されている.本手法では時系列の記憶順を被験者自ら決定することが可能なため,個人的な生活習慣や経験に依存しない短期記憶の定量評価が可能となる.
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松藤 彰宏, 岡本 健志, 山本 昇志
セッションID: ME2017-2
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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近年,屋内に設置されたカメラ画像を用いた見守りや防犯,購買行動の理解を行うシステムが求められている.画像情報を用いた人物検出は,人物の見え方の特徴をあらかじめ用意し,その類似度に応じて詳細な位置の特定が可能である.しかし,カメラ設置位置と人物位置の関係により人物の見え方に変化が生じることや,部分的な遮蔽が生じ,位置によっては人物の検出が不安定になったり,全く検出できないケースも発生してしまう.そこで我々は,広視野ステレオカメラを用いた遮蔽に頑健な人物追跡手法を提案する.本手法では,カメラ設置位置と人物位置の射影関係を再現する3次元の人物円筒モデルを特徴量として用いる. さらに設置位置の異なるカメラでそれぞれ得られた人物領域を統合することで遮蔽に頑健な人物特徴量を実現し,継続的な人物追跡を行う.
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中村 友香, 橋本 直己
セッションID: ME2017-3
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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近年,プロジェクタを用いた空間に対する映像演出が利用されている.演出表現の幅の広がりや舞台装置の準備が簡単であることから,特に演劇での利用に注目が集まりつつある.しかし,より没入感の高い舞台演出では,劇場や演目に合わせて高精度かつ広域に映像投影を実現することが求められる.そこで本研究では,魚眼レンズと通常レンズを組み合わせた幾何補正手法を提案することにより,広域な空間に対するシームレスな映像投影を簡易な装置で高精度に実現する.
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多田 寛司, 市毛 弘一
セッションID: ME2017-4
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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本稿では,全天球画像において高精度な特徴点追跡を可能にする手法を提案する.全天球画像は特有の歪みを持つため,そのまま特徴点抽出・追跡を行うのは難しい.著者らは以前に特徴点近傍を透視投影に変換し追跡する手法を提案したが,特徴点の抽出を全天球画像から行うため抽出に失敗することがあった.また,特徴点近傍パッチによる単なるテンプレートマッチングを行っていたため,撮影条件の違いによる被写体の変形には脆弱であった.提案手法では,まず全天球画像を投影した正20面体の各面から特徴点抽出することで,歪みの影響を受けない特徴点抽出を行う.次に,アフィン不変な局所特徴量であるASIFTを近傍パッチに導入することで,変形にロバストな追跡を可能とする.提案手法の有効性は,実験によって評価する.
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鈴木 哲, 市毛 弘一
セッションID: ME2017-5
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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本稿では,固定視点動画像における背景差分手法の枠組みの一つである圧縮計測背景抽出(BSCM: Background Subtraction from Compressive Measurements)において,計算時間を削減する手法を提案する.従来提案されているBSCM手法では,動画像テンソルの時空間における相関を用いた高精度な背景抽出を実現している.しかし,イタレーションを用いた最適化における最適解への収束が遅く,計算時間が長いという問題がある.提案手法では,最適化におけるペナルティパラメータの更新量を可変にすることで,再構成精度を維持しつつ計算時間を削減する.
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早川 雄貴, 滝沢 穂高, 工藤 博幸, 岡田 俊之
セッションID: ME2017-6
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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本報告では,腹部X線CT画像の非剛体位置合わせ手法について述べる.従来の局所アフィン変形モデルに基づく非剛体位置合わせ手法のみで得られる変形は自然さに欠け, 変形される組織が不自然な形状となってしまっていた. そこで本報告では新たにバネ格子モデルの考え方を導入し, 従来法より自然な変形を実現することを目指す. 本報告では, 本手法を2次元人工画像と3次元実症例画像に適用した結果を示し,本手法の有効性を検証する.
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藤井 ほのか, 齋藤 康之, 嵯峨山 茂樹
セッションID: ME2017-7
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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画像,音楽は人の情動に大きな影響を与える.画像を見る際にその画像の印象に合った音楽が流れれば,より深く画像の印象を伝えることができると考えられる.本研究では,画像内の対象物と背景を手動で分け,各色情報を「印象語」に変換し,楽曲を半自動で生成した.主観評価実験結果では,5段階評価で3以上を得た.
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地曳 はるか, 齋藤 康之, 中村 栄太, 嵯峨山 茂樹
セッションID: ME2017-8
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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本論文では奏者の頷き動作による自動譜めくりシステムについて議論する.実際のピアノ演奏において,奏者は譜めくり係に頷いて譜めくりの合図を送っていることから,我々は頷き動作による自動譜めくりを開発してきた.しかし,頷き動作は譜めくりの合図だけではなくリズムのノリにも含まれる.そのため,システムは譜めくり合図の頷き動作だけに応答する必要がある.頷き動作とリズムノリ動作をサンプリングした結果,頷き動作よりもリズムノリ動作は浅く頷いていることが明らかとなった.これより,動作の深度に対してソフトウェア上でスライダーを用いて閾値を設定するとともに,視線入力装置を併用することで,奏者が楽譜の下部領域を注視しながら譜めくり合図を出した場合に限り楽譜がめくられることを確認した.
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中平 将, 曽我 麻佐子
セッションID: ME2017-9
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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本研究では,ウィンドミル投法における利き腕でない腕を上げる効果の検証を目的とし,光学式モーションキャプチャシステムを用いてソフトボールのウィンドミル投法の通常の投げ方と利き腕でない腕を上げない投げ方を計測した.特徴量として手首の速さと捻りの速さ,脚を引き付ける速さ,腰の回転角度,腰の回転の速さを算出し,ウィンドミル投法における通常の投げ方と利き腕でない腕を上げない投げ方の比較を行った.
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矢崎 雄帆, 曽我 麻佐子, 海野 敏, 平山 素子
セッションID: ME2017-10
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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本研究の目的は,モーションキャプチャで取得した3Dモーションデータを用いて現代舞踊の振付創作を支援することである.本研究では,ユーザが選択した基本動作に複数の身体部位動作を自動で組み合わせて短い振付動作を生成し,3DCGアニメーションで再生可能な“Body-part Motion Synthesis System (BMSS)”を開発した.さらに,本システムの学生およびプロの振付家に対する創作支援への有用性を評価するために,日英米のダンス経験者25名と日英のプロの振付家4名を対象に評価実験を行った結果,創作支援への有用性を確認し,現状のシステムが有効に働きかけることができる場面と改善点について考察した.
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張 子亮, 野地 朱真, 須藤 智
セッションID: ME2017-11
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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日常の中で心が静かになる場所として、日本の茶室を仮想体験するコンテンツを制作する。
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宮崎 大希, 橋本 直己
セッションID: ME2017-12
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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近年,実物体に映像投影を行うことで,その物体の見た目を変化させる空間型拡張現実感が注目されており,投影の対象となる物体は,静的な剛体物体に限らず動的な剛体物体や非剛体物体へと拡張されつつある.本研究では,安価な深度カメラを用いて,三次元非剛体物体全体に映像投影するプロジェクションマッピングを実現する.特殊な系列マーカを物体に付与し,運動予測を組み込んだトラッキング手法を併用することで,頑健な局所特定を実現する.さらに,対象表面に対しサンプリングを行うことで外部物体との区別を行い,物体の輪郭を考慮した形状推定を行うことで,投影領域を適切に把握した投影を行う.
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佐藤 有紗, 石川 智治, 花光 宣尚, 南澤 孝太, 山本 裕紹, 佐々木 和也, 阿山 みよし
セッションID: ME2017-13
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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現状の布地販売サイトでの商品画像は布地を購入する上でその質感を十分に表現できていないと言われている.先行研究では,布地画像と共に振動(布地表面の凹凸を録音し再生したもの)を呈示する方法が布地質感表現(特に,布地の粗さ・なめらかさ)に有効であることを明らかにしたが,単純に画像と振動を呈示するだけでは高い正解率が得られないことも示された.そこで本研究では布地の粗さ・なめらかさ評価に一致した画像および振動を定量的に検討し,布地の粗さ・なめらかさ評価に適応した表現を可能とする画像および振動呈示方法を明らかにする.
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恒遠 純輝, 石川 智治, 矢中 睦美, 柳田 佳子, 佐々木 和也, 阿山 みよし
セッションID: ME2017-14
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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本研究は,被服の知識,経験や布地の触り方の相違が布地質感評価にどのような影響を与えるのかを明らかにすることを目的とする.被服の知識や経験の異なる被験者群を各20人用意し,素材や織構造が異なる布地39種類に対して,2種類の触り方(触覚,視触覚)による感性評価実験を行った.それらの結果を因子分析し,布地質感評価空間に布置することにより,被服の知識,経験や布地の触り方の相違を検討した.
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藤田 隼太朗, 石川 智治, 柳田 佳子, 佐々木 和也, 宮武 恵子, 阿山 みよし
セッションID: ME2017-15
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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現状のオンラインショッピングにおいて,単純に布地の画像を呈示するだけでは実物の質感が伝わりにくいという点が問題視されている.そこで,布地にドレープをつけることで布地の質感が伝わりやすくなるという先行研究を元に,ギャザー分量を定量的に変化させて,最適なギャザー分量を検討した.実験は,布地を視覚情報のみで評価する実験,衣服および布地を視触覚評価する実験の3種類を,販売形式や被験者群を考慮しながら実施した.また,被服に関する知識の相違に注目し,被服系被験者と工学系被験者に評価をさせ,被験者群の違いが布地の質感評価にどのような影響を及ぼすかを調査した.
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芝田 伊吹, 中村 友昭, 金子 正秀
セッションID: ME2017-16
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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人間や地上を走行するロボットと違い,ドローンは水平方向だけではなく垂直方向にも移動する.そのため,既存の平面的なパーソナルスペースを適用することは不適切である.そこで本論文では,実際の飛行状態にある小型ドローンを用いて3次元的なパーソナルスペースを調査した.立位で静止している被験者に対してドローンを15m離れた位置から接近させ,ドローンにこれ以上近づいて欲しくないと感じた距離を測定した.その結果,被験者の正面,斜め正面,側面における高度1m~2.5mのパーソナルスペースを得た.また正面の場合,ドローンの速度が大きくなるとパーソナルスペースも大きくなり,高度4.5m~5.5mでパーソナルスペースが消滅した.
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平林 謙太郎, 中村 友昭, 金子 正秀
セッションID: ME2017-17
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
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似顔絵は人物の顔特徴を簡潔に表現した媒体であり、様々な場面で利用されていることから、似顔絵の自動作成に関する研究が行われている。その一つとして、顔特徴点の自動抽出の研究が行われているが、必ずしも抽出精度が安定せず、必要な情報を完全には取得できていないことから、手描きによる似顔絵のレベルには至っていない。本論文では、特に抽出精度が安定しない口領域に対して、撮影条件に頑健な自動抽出手法を提案する。また、従来手法では取得できなかった口内情報に対しても自動取得を可能にして、似顔絵の表現力向上を目指す。提案手法により、口領域抽出における撮影条件の影響を軽減でき、頑健な自動抽出が可能となった。抽出精度が向上し口内情報の自動取得も可能になったことで、似顔絵の表現の幅が広がった。
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和田 恵理香, 加藤 昇, 佐藤 美恵
セッションID: ME2017-18
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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視点位置に設置したステレオカメラで撮影した映像を実時間でヘッドマウントディスプレイ上に表示し,その映像を見ながら歩行した際に,ヘッドマウントディスプレイ上の映像提示画角が距離感,違和感,疲労感に及ぼす影響を検討する.
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久米 佑太, 佐藤 美恵
セッションID: ME2017-19
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
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近年,ヘッドマウントディスプレイやモーションコントローラの進歩発展により,仮想空間に自分の手を表示することが可能となり,素手による仮想物体へのインタラクションの研究が注目を集めている.本研究では,モーションコントローラとヘッドマウントディスプレイを用いて,手に特殊な装置を装着させることなく,素手で仮想物体に対して様々なインタラクションを行えるシステムを開発している.本稿では,ユーザの手形状モデルを,ユーザの手の大きさや見た目に合わせた手形状モデルとすることで,視覚的違和感の軽減や操作性の向上が可能であるかを検討する.
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木村 春菜, 加藤 昇, 佐藤 美恵
セッションID: ME2017-20
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
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近年,ヘッドマウントディスプレイの開発が進み,ヘッドマウントディスプレイ上に提示される仮想物体とのインタラクションに関する研究が注目を集めている.先行研究では,仮想物体との自然なインタラクションを目的に,素手による掴み動作を実現する ARシステムを開発した.しかし,仮想物体を掴んだ感覚が得られにくいという課題が挙げられた.そこで本研究では,様々な形状の仮想物体に対して,掴んだことを気付かせる音を鳴らすことで,把持知覚を向上させることを検討する.
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石垣 早都, 加藤 昇, 長谷川 光司, 佐藤 美恵
セッションID: ME2017-21
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
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拡張現実感(AR)に関する研究として,ユーザと仮想物体とのインタラクションがある.先行研究では,素手で仮想物体の掴み動作を行うARシステムを開発し,視覚情報によって擬似触覚を知覚させられるかを調査した.しかし,擬似触覚を得られる場合と得にくい場合があることが分かった.そこで,本研究では視覚と聴覚を組み合わせた際の相互作用を利用したARシステムを提案し,擬似触覚を効果的に与えられる聴覚刺激について調査する.
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財津 裕介, 市毛 弘一
セッションID: ME2017-22
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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本稿では,圧縮センシングを用いた音声強調において安定的かつ高精度な手法を提案する.圧縮センシングを用いた音声強調は計算時間を抑えつつ効率的に音声を強調することができる.しかしながら,音声強調の精度を上げるためには,入力に応じた最適なスパースレベルを規定値として入力する必要があるため,ノイズレベルが既知でなければならない.提案手法では,入力信号からノイズレベルを推定し,ノイズに応じたしきい値を用いることで,安定して音声を強調させる.提案手法の有効性はシミュレーションによって評価する.
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林 鍾勳, 藤井 浩光, 山下 淳, 淺間 一
セッションID: ME2017-23
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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本研究では,視覚センサおよび聴覚センサを用いたコンクリートひび割れの検出法を提案する.提案手法では,最初に光切断法を用い,コンクリート表面の3次元計測を行い,得られた点群データを解析し,ひび割れの位置を把握する.その次に,ひび割れの位置情報をもとにハンマで叩く位置を決め,打叩の際に得られる音響信号を解析することで,ひび割れの侵入方向を検出する.
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村上 和人
セッションID: ME2017-24
発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
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時系列の温度画像から人の生体情報を計測する幾つかの方法について紹介する。筆者らが手掛けてきたメガネ・コンタクトレンズの検出、呼吸数の計測、心拍数検出などの他、温度画像による個人認証の可能性などについて紹介する。
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発行日: 2017年
公開日: 2021/04/14
会議録・要旨集
フリー