映像情報メディア学会技術報告
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41.05 マルチメディアストレージ/コンシューマエレクトロニクス/ヒューマンインフォメーション/メディア工学/映像表現&コンピューターグラフィックス
セッションID: MMS2017-8
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音響特徴量およびfMRI特徴量の協調利用による目的音検出に関する検討
*田中 佑磨小川 貴弘長谷山 美紀
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キーワード: 目的音検出, fMRI
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抄録

本文では,音響信号から得られる特徴量(音響特徴量)および functional Magnetic Resonance Imaging(fMRI)で計測される Blood Oxygenation Level Dependent(BOLD)信号から得られる特徴量(fMRI特徴量)を用いた目的音検出手法を提案する.提案手法では,これらの特徴量を協調的に利用し,目的音を含む 含まない区間の識別を行う.具体的には,まず,音響特徴量および fMRI特徴量をそれぞれ単一で用いて識別器を構築し,識別結果およびその識別結果に対する確信度をそれぞれ求める.これらの識別結果のうち確信度の高いものを最終的な識別結果とする.これにより,音響特徴量のみを用いた手法では検出困難であった場合において, fMRI特徴量を協調的に利用することによる精度向上が期待できる.実験結果より,提案手法では,各特徴量をそれぞれ単一で用いた場合と比較して高精度化が実現されることを示す.

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© 2017 一般社団法人 映像情報メディア学会
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