抄録
有限導体板上にセミリジット同軸ケーブルで構成した不平衡超低姿勢逆 Lアンテナを配置し、このアンテナの上に寄生素子を配置した, 2周波共用アンテナの数値解析を行っている .導体板の大きさを 30mm×70mm、逆 Lの水平素子の長さを 30.1mm、寄生素子の長さを 31.0mmとするとき、 2.40~2.50GHz、 4.42~4.58GHzで S11が-10dB以下となった.指向性利得は 2.45GHzで 4.43dB,4.50GHzで 7.76dBiであった. 寄生素子の長さと位置を変化させて高周波側を 3.75GHzまで低くした .数値解析には ,モーメント法に基づく電磁界シミュレータ WIPL-Dを使用した.