岩手医科大学歯学雑誌
Online ISSN : 2424-1822
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原著
顎骨中心性の良性線維性ならびに線維骨性病変に関する病理学的検討
第4報 線維性病変
藤沢 容子戸塚 盛雄武田 泰典鈴木 鍾美工藤 啓吾藤岡 幸雄
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1983 年 8 巻 3 号 p. 187-195

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抄録

顎骨中心性に生じた良性線維性病変22例について WHO の分類に基づきその病理組織像を中心に検討した。症例の内訳は化骨性線維腫4例, セメント質形成線維腫5例, 線維腫6例, 粘液腫5例, 線維性骨異形成症2例であった。臨床的に症例の大部分は下顎臼歯部の腫脹を呈しており, 病変は多数歯にわたる広範囲なものが多くみられた。性差はみられなかった。

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1983 岩手医科大学歯学会
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