日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要
Online ISSN : 2432-4094
Print ISSN : 2432-4086
SDGs運動を組みなおすワークキャンプ実践論の探求
地域づくりに関心をもつ人々からなる動的なプラットフォームの創出と活性化へ向けて
堤 拓也
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 45 巻 p. 17-29

詳細
抄録
本稿では、SDGs運動を組みなおす実践論を探求するにあたり、過疎高齢化が進む中山間地域におけるワークキャンプを実践事例として取り上げ、考察を行った。あらゆる人のエンパワメントを志向するボトムアップ型のSDGs運動を展開するには、出入りが自由であり、外部とのつながりを創出しうる〈動的なプラットフォーム〉を構築する必要があり、こうしたプラットフォームの周辺部と外部を媒介する「橋渡し機能」を担う実践としてワークキャンプの実践論を捉え直す可能性について論じた。今後の研究課題として、一つは、ワークキャンプが周辺者であることの意義を改めて明らかにしていくこと、もう一つは、ワークキャンプが地域づくりに関心をもつ人々からなる〈動的なプラットフォーム〉の周辺者であると同時に、参加者と地域をつなぐ〈動的なプラットフォーム〉そのものでもあるという二重構造とその相互作用について研究を進めていくことが見出された。
著者関連情報
© 2025 日本福祉教育・ボランティア学習学会
前の記事 次の記事
feedback
Top