生命倫理
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報告論文
医療的な死の幇助についての看護師の倫理的態度に関する文献レビュー
-カナダの看護師を対象とした実証研究を手がかりに-
福山 美季浅井 篤恒松 佳代子Miki FUKUYAMAAtsushi ASAIKayoko TSUNEMATSU
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2025 年 35 巻 1 号 p. 72-81

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抄録

 医療的な死の幇助(Medical Assistance in Dying、以下MAiD)に対する看護師の倫理的態度について、カナダの看護師を対象とした実証研究6編を用い、文献検討を行った。MAiDに対して否定的な理由として、 不十分な緩和ケアの中でのMAiDの選択等8件、肯定的な理由として、患者の選択の尊重と人生の主導権の保障等6件、MAiDを否定も肯定もせず患者を擁護する理由として、患者を見捨てない等2件が抽出された。各理由の論点として、否定的な理由では、不十分な緩和ケア、生命の価値、MAiDの意思決定過程における課題、MAiDによる周囲への影響、肯定的な理由では、患者の主導権、MAiDによる利益、苦痛からの解放は医療者の倫理的責任、道徳的一貫性、MAiDを否定も肯定もせず患者を擁護する理由では、MAiDの倫理的是非ではなく看護に専念するがあげられた。本研究の結果は、今後の我が国の看護師のMAiDに関する実証研究や、看護領域・学際的な倫理的議論の進展に寄与できると考える。

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日本生命倫理学会
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