2024 年 20 巻 p. 63-69
本研究の目的は,特定行為研修修了者の実践内容と就労状況を明確化し,より効果的な活用方法を考察することである.Web調査の結果,特定行為研修修了者92名と特定行為研修修了者を雇用する73施設の看護管理者から回答があった.特定行為研修修了者の実践内容は,呼吸器関連,血液ガス関連,創部関連が多く,その効果は「人工呼吸器離脱までや創傷治癒にかかる期間の短縮」,「入院期間の短縮,短縮傾向にある」などであった.配属先は一般病棟が22.0%と多く,ICUが14.9%,看護管理室が14.2%であった.看護管理者からは,特定行為研修修了者の活用に関して「横断的な活動が必要で活動時間が必要である」,「活用方法自体がわからない」という回答があった.取得した特定行為を多く実施できる環境に特定行為研修修了者を配置することで,効果的な活用が可能となり,患者への効果が期待できると考える.