日本クリティカルケア看護学会誌
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原著
重症患者家族のニーズに関する看護師の認識の実態と関連要因の探索
福田 和明黒田 裕子
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2007 年 3 巻 2 号 p. 56-66

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抄録
重症患者家族ニーズに関するクリティカルケア看護師の認識の実態,また,その認識に対する要因との関連を明らかにするために,206 名の看護師を対象に調査を実施した.データの収集には,筆者らが作成した CCFNI-J,情動的共感性尺度,社会的控えめ尺度,GHQ12 を用いた.
重症患者家族ニーズに関する看護師の認識は,“危機認識群(15.8%)”,“中間認識群(49.1%)”,“現状満足認識群(35.1%)”の 3 つに分類された.“危機認識群”には 30 歳以上の看護師が 51.8%を占め,“現状満足認識群”には 40 歳以上の看護師が 26.7%を占めた.“危機認識群”は感情的被影響性得点が高く(p<0.05),“中間認識群”は社会的控えめ度が高く(p<0.05),“現状満足認識群”は感情的冷淡さが高かった(p<0.01).看護師の家族ニーズに関する認識は,看護師の個人要因との関連が示唆された.
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© 2007 日本クリティカルケア看護学会
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