日本クリティカルケア看護学会誌
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研究報告
ICU における熟練看護師の看護実践の様相
第 2 部:心臓外科手術後患者の人工呼吸器からのウィーニング場面に焦点を当てて
福田 美和子
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2007 年 3 巻 2 号 p. 93-101

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抄録
本研究の目的は,ICU 熟練看護師が刻々と変化する臨床においてどのような看護実践をしているのか,その様相を具体的に明らかにし,「ICU には看護がない」と指摘される現状に応えようとするものである.本稿は,その第 2 部として,心臓外科手術後の人工呼吸器からのウィーニング場面に焦点を当てて具体的に明らかにする.
参与観察法と半構成的面接法を用いた質的研究とした.研究参加者は ICU 経験が 4~16 年の ICU 看護師 5 名であった.分析方法は,研究参加者と受け持ち患者とのやりとりをもとに,臨床の何を捉えどのようなことを意図しながら行為したのか再構成し解釈した.
結果として,第 1 部の〈身体の諸機能の自立を促す調整〉に含まれる ICU 看護実践が見いだされた.この ICU 看護実践には,気管挿管中の感情の揺れ動きを見ながら苦痛状況を乗り越えさせ,患者の呼吸する力を引き出すタイミングのよさがあることがわかった.
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© 2007 日本クリティカルケア看護学会
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