日本クリティカルケア看護学会誌
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原著
クリティカルケア看護への看護理論の適用に関する研究
第 2 部:科学的看護論適用のための方法的知見
寺島 久美
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2009 年 5 巻 2 号 p. 15-24

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抄録
本研究は,クリティカルケア看護に看護理論を適用するための知見を得ることを目指すものである.第 1 部では,クリティカルケア看護に携わる看護師グループとの協働で科学的看護論を適用した事例検討を行い,その過程で生じた看護者全体の認識の変化・発展の構造を明らかにした.第 2 部では,科学的看護論適用のための方法的知見を得ることを目的に,この事例検討における看護師と研究者の認識の相互作用の構造を質的に探り,以下の結果を得た.
1)看護者全体の認識の変化・発展は,対象についての現象像を豊かにもっている看護師と,看護一般論に照らして現象から意味を描くことになじんでいる研究者という異なる特徴をもつ認識の相互浸透によってもたらされていた.
2)科学的看護論を適用していくには,<看護理論に照らしながら対象像と看護上の問題を明確にして解決の方向を定めて実践し,その実践を再構成して評価していく方法>が有用であり,看護理論の修得段階が進んだメンバーによる刺激が重要な意味をもち,個人的・構成員的・職場環境的要件が有機的に作用する条件を確保することでその実現が期待できる.
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© 2009 日本クリティカルケア看護学会
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