日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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総説
望ましい咬合を求めつづけて
坂東 永一
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2017 年 37 巻 3 号 p. 178-191

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抄録

顎運動に調和した咬合面形態は,咬合小面を咬合参照面に一致させることで得られることが論理的に示されている.しかし,顎機能制御系の知見から咬合面形態が変化すれば顎運動も変化することが分かった.これは,顎運動には咬合接触に対する反射運動があるためである.咬合接触後の運動と任意の方向からの運動との比である Index B は咬合反射の性質を解明するのに有効であると考えられる.咬合干渉を取り除くことは必要なことであるが,必 要なのに欠如している咬合接触を付与することも必要かつ重要なことである.【顎咬合誌 37(3):178-191, 2017

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© 2017 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会
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