日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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症例報告
使用する口腔清掃器具を必要最小限にしたことで ブラッシング効果が上がった1 症例
澤井 佳代貞光 謙一郎清瀧 優也
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2022 年 41 巻 3 号 p. 245-251

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抄録

歯科衛生士業務のなかで歯周治療の基本原則は,病因因子であるプラーク除去であり,歯科衛生士の行う口腔衛生指導,スケーリングおよびスケーリング・ルートプレーニングは,歯周疾患の治療のみならず予防の面でも最も重要な項目として認められる.その中で,口腔衛生指導では問診によって知ることができる患者の性別や年代だけでなく,ライフスタイル,その方の癖や性格のほか,コミュニケーションを取るうちにわかってくる情報も多く存在する.その情報から患者のライフステージに合わせた指導が重要だと感じる.本症例はオーダーメイドの指導によって,良好なセルフケアを実現することができた.

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© 2022 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会
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