日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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症例報告
ソケットシールドテクニックを用い 即時荷重にてインプラント治療を行った1 症例
坂田 晋也
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2022 年 42 巻 1 号 p. 53-59

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抄録

インプラント治療前に抜歯を行うと,歯肉歯槽骨のボリュームの減少が起こり,インプラント補綴時に審美的な障害がもたらされることが少なくない.この問題を解決するために,様々な軟・硬組織増生術が行われており,多くの場合良好な治療効果をもたらしている.しかしながら,軟・硬組織増生術は大きな外科侵襲を伴うことが多い上,治療期間の延長,手術回数の増加など,患者にとって望ましくない事象を伴うことが多い.本症例(患者:45 歳, 女性)は外科侵襲を小さくし,治療期間を短くし,手術回数を少なくするためにソケットシールドテクニックを用い即時荷重にてインプラント治療を行った.その結果低侵襲で治療期間が短く,手術回数が少ない,そして術後の歯肉歯槽骨のボリューム減少を防ぎ,審美的な治療結果を得ることができた.

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© 2022 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会
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