日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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総説
接着理論とその応用例
日比野 靖
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2022 年 42 巻 2 号 p. 189-193

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抄録

「接着」とは被着体表面と接着材の間に化学的,または物理的な力,あるいはその両者により一体化した現象である.口腔内での接着のメカニズムはファンデルワールス力や水素結合のような化学結合と機械的結合が主となる.強力な接着力を得るためには被着体表面に対する接着材のぬれがよく(接触角が小さく),被着体表面と接着材界面の表面張力が小さくなることが望ましい.接着ブリッジの症例においては,貴金属系合金表面に対してイオウを含む接着性モノマーによるプライマー処理が望ましいと考えられる.ジルコニアを用いる場合では,トライボケミカル反応を用いたロカテック処理が有効であると考えられる.また,装着時には機械的強さならびに接着強さが大きい接着性レジンセメントの使用が望ましいといえる.

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© 2022 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会
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