日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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症例報告
深在性う蝕歯に対して生活歯髄温存療法を用いた1 症例
山岡 怜央
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キーワード: 歯髄保存, 診断, 歯内療法
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2025 年 44 巻 3 号 p. 324-328

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抄録
深在性う蝕に対し生活歯髄温存療法(vital pulp therapy 以下VPT)を用いることにより良好な治療結果を得たので報告する.患者は28 歳,女性,冷水痛を主訴に来院した. 5 に深在性う蝕を認め,露髄することが予想されたため,MTA セメントを用いたVPT を計画した.感染歯質除去中に偶発露髄したため,マイクロスコープを用いた強拡大視野下で歯髄診断を行い,歯頸部断髄後,MTA セメントにて覆髄を行った.経過観察後も自発痛等の歯髄症状を示さなかったため,二ケイ酸リチウムガラスセラミックインレーを用いて最終補綴修復処置を行った.主訴である冷水痛は改善され,審美,機能的にも良好な結果が得られた.
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© 2025 特定非営利活動法人 日本顎咬合学会
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