日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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咬頭の明確な日本人若年者の咬合彎曲の実験的解析
―第2報モンソンの球面
入江 一彦阿部 二郎岡部 良博
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1999 年 20 巻 1 号 p. 120-126

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抄録
立体幾何学に基づいて, モンソンの球面の実験的解析を行うための数学的方法を開発し, 須藤らと佐藤らが計測した咬頭の明確な日本人若年者22名の下顎歯列模型上の被計測点の三次元的位置データの左右歯列平均値を用いて, 数学的方法によるモンソンの球面の実験的解析を行った.その結果, モンソンの球面の最も確からしい中心位置は, 切歯点から上方へ90.0~95.0mm, 後方へ15.2mm~14.3mmの範囲内にあり, 最も確からしいモンソンの球面半径の範囲は90.7~95.6mm, その近似精度は約0.25mmであった.
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