日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
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ウルトラトゥースを用いたインプラントのイミディエートローディングについて
松田 善重
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2001 年 21 巻 4 号 p. 477-481

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抄録
今日, 日常臨床において欠損部に対しインプラントを選択する機会が増えている.その中で, delayed loadingのインプラントが現在主流になってはいるが, immediate loadingのインプラントが適応される症例も少なくない.
イミディエートローディング用のインプラントとしてサーゴン・インプラント (Sargon implant) が有名であるが, その新バージョンとしてウルトラトゥース・インプラント (Ultratooth implant) が開発された.これは, インプラント体とアバットメントが完全に一体化された構造になっていて, 両者の間に連結用のスクリューがないため間隙が存在しない.そのため, アバットメントの緩みや微小漏洩が起こることがない.このウルトラトゥース・インプラントの概要をプロビジョナル・レストレーション, 最終補綴物の作製を含めて述べ, 臨床的有効性を考えてみたい.
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